2011/04/27

白顔料プリント2



















前回ご紹介
しました、白顔料プリントデニムの筒見本が届きました。


白ラッカー Before


↓ ↓ ↓ ↓

After








パールBefore



↓ ↓ ↓ ↓

After  




今回の加工はヒゲブラスト+ストーンバイオ。

ヒゲブラストとは前回でもご紹介したものと同じ方法です。
太ももやヒップのアタリ、擦れた感じが出ます。

ストーンバイオとは、バイオウォッシュは簡単に言うと細菌に生地を食わせて色を落とす方法です。
ストーンウォッシュは石を入れて洗う方法です。

この加工を施すと、
ストーンウォッシュにより厚みのある部分に石が当たり白くなり、
バイオウォッシュにより全体的に少し色落ちし表面の毛羽立ちがなくなり、肌ざわりがよく、やわらかくなります。

バイオ(細菌)の力で、表面が前に比べると硬さやハリがやわらぎ、なめらかな感触が出るなんておもしろいですよね。

全体的に白かったプリントも程よく落ち、本来のデニムのインディゴの色が出てきているのがわかります。

どんな製品に使用されるのでしょうか・・・




ROYAL NAVY TAILOR
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2011/04/22

革・革製品も扱っています

生地の加工などの紹介ばかりでしたが、もやっております。

動物の皮は、一般にそのままだと固くなったり腐敗してしまったりします。
これらを防ぎ、皮を柔らかくして耐久性や可塑性を加え、
皮革として利用するために必要な作業のなめし加工を施すことにより、
単に動物の皮膚だった”皮”から、製品に使われる”革”へと変化します。











革も水洗いなどの加工によって柔らかくなったり、伸縮したり、ツヤ感を抑えマットな質感になったり・・・
さまざまな変化を楽しめます。

動物なので1枚(1匹)の革でも部分的に、
シワのよれがあったりシミのようなものがあったりと、同じものは1つとしてありません

人間と同じと考えれば分かりやすいと思います。
肌の色や体質、体格、傷がある場所など、みんな違いますよね。

それが味となり、世界で1つしかない革製品が出来上がる訳です。

人間の皮膚と同じで、革も乾燥するので、お手入れが大事になってきます。
トラブルを防ぐには油分を与えてあげれば大丈夫だと思います。
油分を与えることで革が柔らかくなり、ひび割れがしにくくなります。
(靴のお手入れの際に使うクリームをイメージすれば分かりやすいでしょうか)

ヴィトンのバッグの持ち手の現象と同じ様に

使い込めば使い込むほど味が出てきます。

使い込めば汗や油でもっと味が出てくるし、革も柔らかくなります。




社長デザインのバックです▼


社長デザインのバッグ(キャメル)、実はもっと白かったんです。
...日焼けをして、こんな色になりました。






































牛の革を使用しています!
太鼓などでも用いられるように硬く、たたくと ぽーーーーん☆ と響く良い音がします。

キッチンにある料理などで使われる、シルバーのボウルで革を変形させ、
何も入れていないのに形がまんまる状態〇

インパクトがあり、肩にかけられるサイズで物もいっぱい入りますよ。

そして、このバッグは贅沢に革を使っているデザインになっているんです!
普通ならば、バッグの身頃と持ち手の部分は別々の革からパーツを取っているし、
色んな所で切り替えが入っていませんか??

切り替えが沢山入っていれば1枚(匹)の革から、
傷やシミなどを除けてパーツが効率良く取れるからです。


しかし、社長デザインのバッグは身頃と持ち手が繋がっています。

前と後ろで合計2枚(匹)の革から出来ているんです!
シンプルに見えますが実は、かなり贅沢に革を使っていて
経年変化を楽しめる様、革の特性を活かしたデザインとなっているんですよ!!




革の販売もしております。
Textile-net ROYAL NAVY TAILORからお問い合わせください♪





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2011/04/19

高級素材もカジュアルに

シルク100%でできたサテンとツイルの加工見本のご紹介です。

どちらも分散染料水に溶けず、分散させて染色するもので、美しい色相と高い堅牢度が特徴
で製品染めし、パンツのように筒型にすることによって縫い目のアタリがどのように出るかをイメージしやすいようになっている状態です。


サテン36匁
匁(モンメ)とは重さのことで、重いほうが布が揺れドレープ性が強くなり、
軽いと、しなやかな動きで薄く、透け感があります。
1匁=3.75g

サテンとは朱子織で密度が高く地が厚く、柔軟性に長けていることが特徴です。

光沢が強いので高級感がありますが、摩擦や引っかかりには弱いです。





















36匁はかなり中肉厚の生地でくったりとしたたれ感があり、
とーーーーーっても肌触りもよく厚みもあるので、
お高くはなりますがこの生地でパンツができたらかっこいいだろうなぁ・・・
と思います。



















ツイル24匁
ツイルは綾織という意味で生地の織りの名称です。
斜めに細かい筋がノの字に見えます。
しなやかな風合いがあり、伸縮性に優れ、シワになりにくいです。




エルメスの大判のスカーフにも見られますよ!





























シルクは以前にもシャツの時にご紹介しました、
荒井株式会社さんのものです。

高級感があってイメージも偏りがちなシルクですがうちではこういったものも
カジュアルになります。
程よい光沢があり安っぽくならないのはこれまでの知識と技術、
そして素材の良さ、すべてのバランスがマッチしたからではないでしょうか。




2011/04/13

白顔料プリント

白の顔料プリントを施した、黒デニムのマスどりを終えてお持ちいただいたのは
毎度ー!!!
山陽染工の飯沼さんです。
いつも色々と教えて頂いております。


今回は黒デニムの上に白ラッカーパールをプリントしてもらいました。

S11M036152-JAPAN LONG-BACK


白ラッカーはEvisuジーンズでおなじみではないでしょうか?

溶剤が乾燥し、硬くて耐久性の高いプリントです。








白ラッカー



















加工前のため、表面は硬くてマットです。



パール



















ラメとは違ったパールのツヤ感が出ています。

前回のデニムのように筒見本を作るため、今日出発しました。
到着次第ご紹介します!



山陽染工さん
http://sanyo-senko.co.jp/
いつもありがとうございます。



2011/04/11

デニムのUSED感!


















デニム加工の見本たちがあがってきました。

うちの生地の在庫がある岡山の倉庫でカットし、
長崎の耕田縫製さんで裁断、パンツのように筒状になり、
再び、岡山に戻って晶栄さんで加工をして頂きます。

生地の提案をさせてもらうときに、こういった縫いのアタリ(※)やユーズド感などを見てもらうと、
イメージも湧きやすいのです。

(※アタリ・・・デニムを着用たり、洗濯を繰り返すことで、擦れて色落ちする部分のこと)


今回の加工はストーンウオッシュ+ヒゲブラスト

ストーンウオッシュとは加工用の石に薬品を染み込ませて、
大きな洗濯機のようなものに入れ一緒に洗い、石とデニム地が摩擦することにより中古感を出す加工方法。

ヒゲブラストとは太ももやヒップのアタリ、擦れた感じを出す方法です。

              


型を差し込み、 (ヒゲ)




この機械から砂を吹き付けます。
デニムの表面を削り中古感を出すのです。
(ブラスト)











そうしてできたのがこちら。



















デニムは履けば履くほど地馴染み、変化していくのですが、
こうして加工をかけることで最初からユーズド感を楽しめます。



株式会社  晶栄さん
いつもありがとうございます。


2011/04/07

これがROYAL NAVY TAILOR★

ROYAL NAVY TAILOR オフィスをご紹介します。
うちは人数が少ないので、それぞれ持ち場も仕事もバラバラなんです。
前職も、教師、保険会社事務、スタイリスト、と様々です。

そんなメンバーが集まり、個々の知識や技術がひとつのモノになる。
色々な意見もセンスも好みもありますが、そこに新鮮さが生まれ、より良いものができるのではないかと思います!!!



生地の提案をさせて頂くときに使う見本が壁一面にかかっています。
↑オリジナルデニムの生地や革の販売をしています。
お問い合わせのあったお客様へ生地のスワッチをお送りしていますのでご覧下さい!

テキスタイルネット(国内)はこちら
http://www.textile-net.jp/

Alibaba.com(海外)はこちら
http://www.alibaba.co.jp/


アパログでも扱っている生地の紹介をしています。

素材のブログはこちら


1枚目の写真にありました山積みのスワッチ。
ひとつひとつ手作業で作らせてもらっています。
写真ではわからない色や手触りは、是非実物を見て判断して下さい。



OEM用のパンツのパターンをひいています。
前回のSILKシャツもこのようにして1から作成しています。




ボタン付けの作業中。
納品に間に合うよう進めています。



ほんの1部ですがこんな感じの会社です。
わたしは入社してもうすぐ2か月目になりますがとっても居心地が良いです。

FacebookやBlogもぜひチェックしてみてください!




2011/04/05

vales valeo 展示会へ


















温かみのあるニットに囲まれた
"vales valeo"さんのcollection2011 Fall&Winter展示会へ行ってきました。


表参道のロイヤルホスト近くの、小道を行くとあります。





まず、暖かそうなスヌードと、
ウエストに巻いたスカーフがアクセントの
トルソーがお出迎え。



このスヌードは丸みを持たせるように
マチがつき、フード型になっています。
肌触りが良く気持ちがいいです。













ニットの説明してくださっているのは
コーディネーターの平野さん。






アンティークのインテリアに溶け込んだ
優しい雰囲気です。



                
























きれいな色使いのストールが
おしゃれで
珍しい形の
真鍮でできたハンガーに並んでいます!




平野さんより伝えられたイメージで
ウチの社長が設計


Gekkoのクリエイター倉持さんによる
豪華競演で完成!
















この1番前にかかっているハンガーもです。

アウター、インナー、パンツが1本のハンガーでコーディネートしてかけられるようになっています。



Gecko倉持雅人氏







メンズ・レディース問わず使えるアイテムに
出会えますよ。

ニットの季節が待ち遠しくなりました。



vales valeo













2011/04/04

SILKシャツ



   


















メンズ・レディース共に同じSILK100%made in Japanの生地を使っています。

福井県にある荒井株式会社さんのものです。

絹糸を出すおかいこさんは気温の変化に敏感!


人間と同じで寒い日はきゅーっと身体も縮こまり、


吐き出す糸もその部分が細くなってしまいます。



そこで糸に太さのムラができ、


生地となったときに引っ掛かりが出来たり、


製品染めをしても色が均一に仕上がらないのです。

とても繊細です。


そんなSILKの生地で仕上がったシャツを
ご紹介します。




メンズは水洗い加工しているので、
全体的にくたっと、
シルクだけどカジュアルな印象に。





 レディースは加工をせず、
カシュクールの見ごろ部分にドレープを持たせることで
シルクのハリと光沢が活き高級感があります。



同じ生地でも加工をかけることで、違った顔を見せてくれるところがおもしろいですね。

用途に合わせてイメージ通りの仕上がりを致します!



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